【最高2083/最終1973】ジュペッタミミッキュぬいぐるみ構築~役割集中型対面1on1~

シーズン5を戦った方々、お疲れ様でした。
今期も何とか2000に載せれたので構築記事を書きました。並びは以下の通りになります!

f:id:seag9280:20170912090521p:plain


 
構築についてですがポケモンの型についてはあまり煮詰めることが出来ずに他の記事から参考にしたりということがほとんどになってしまったため、構築経緯、構築を組むに当たって僕自身の考えを中心にまとめさせていただきます。長いですので見たい部分だけでも見て頂けたら幸いです。
 
【構築経緯】
まず第一に僕自身が好きなポケモンであるジュペッタを構築に組み込むことはシーズン当初より決めていました。メガジュペッタというポケモンはレート対戦において多く見るポケモンではありません。しかし、いたずらごころによる先制みちづれという唯一無二の長所を持っており、さらに高い攻撃種族値で比較的通りのいい先制技かげうちを打つことが出来る。この2点を生かそうと構築を組み始めることにしました。
 
つまり、削れた相手を広めに縛る能力があり、基本的にはジュペッタよりも足が速いポケモンとは1:1以上の交換ができる。
 
次にそこを生かす器用方法を考える、メガジュペッタの先制みちづれという能力を生かすことを考えると最後の1匹として残してしまうと、それが出来なくなってしまうために非常に扱いにくくなってしまう。また先制技による縛り性能を生かすことを考えると後ろから出すことが望ましいため、以上から2番手に運用することを基本となるようにした。
2番手までで2:2交換が取りやすくなると考え、ラス1対決の1on1で最も高い性能を持っていると考えているZクリスタルを持ったミミッキュを採用した。
またミミッキュとラス1で残った際に勝てない受け寄りのポケモンを誘って崩すことが出来るグロほんちのガルーラをもう一つのメガ枠として採用した。
 
先発のポケモンに求めたこととしては幅広い範囲に役割が持て最低限でも削りを入れることが出来るポケモンを求めた。
そこで襷キノガッサを採用し幅広いポケモンに対して最低限削りを入れることが出来、最低でもS操作をして裏で持っていけるようにした、構築で一貫している地面に強く特殊全般を1度耐えミラーコートで削ったりS操作によって裏で処理しやすくすることの出来るチョッキスイクンを採用した。
 
最後にここまでで一貫している電気を申し訳程度に切ることが出来、選出画面で大きく圧力をかけることの出来るカバルドンを入れて構築の完成とした。
上記の通り
先発のポケモンで荒らし、2番手のポケモンで最低2:2を持って行き最後のミミッキュを通すことを軸とした構築となった。
 結果的にではあるがガルガッサミミッキュという元より完成された並びになった、そして4体のポケモンが先制技を持ち1体が物理に対して厚く、1体がチョッキをもって特殊方面に厚いというどうにか最低限仕事を出来る並びを作ることが出来たため結果的にどのポケモンがラス1に残ってもしっかりと仕事を果たせることが多く、当初の予定以上に柔軟な選出をすることが出来る構築であったと思う。
 
【個別紹介】

f:id:seag9280:20170912100259g:plain

ジュペッタ@ジュペッタナイト
性格:いじっぱり
特性:おみとおし→いたずらごころ
実数値(努力値):
技構成:ダストシュート/かげうち/みちづれ/ちょうはつ
調整:171(252)-237(244)-95-×-105(12)-95
 
HDを特化テテフのサイコキネシスを最高乱数を切って耐えるところまで振り、H振り切り、残りをAに回した。
 みちづれを決める上でどうしても弊害になる状態異常技を防ぐことが出来る挑発を採用した。また挑発をすることでみちづれされることを避けようと舞うボーマンダなどに攻撃を強制しみちづれを決めやすくしたりすることも出来た。同じような理由でイーブイバトンやコケコライドバトンのような構築にも挑発が考慮されていないためバトンを通さずに倒したり、ビビヨンなどのポケモンも挑発みちづれで縛ることが出来た。
 
 

  f:id:seag9280:20170912100325g:plain
ミミッキュ@ゴーストZ
性格:いじっぱり
特性:ばけのかわ
実数値(努力値):131(4)-156(252)-100-×-125-148(252)
技構成:シャドークロー/かげうち/じゃれつく/つるぎのまい
 
よくいるhASの剣舞ミミッキュ。構築で鋼が重いためにごり押しが出来るようにゴーストZでの採用をした。当然状況によりけりではあるが、ラス1に置くことでこれほど頼りになるポケモンはいなかった。
 

f:id:seag9280:20170912100701g:plain

ガルーラ@ガルーラナイト
性格:いじっぱり
特性:きもったま→おやこあい
実数値(努力値):197(132)-189(212)-122(12)-×-123(20)-137(132)
技構成:すてみタックル/グロウパンチ/ほのおのパンチ/ふいうち
 
対面構築における崩しの駒
メガ後最速ガッサ抜きガルーラ抜き抜きで遅いガルーラに対して上を取れるようにSラインを調整し、Aをほのおのパンチでキノガッサを落とせるところまで振った。
技構成については、ラス1に置くことが多くなるミミッキュが苦手な受けポケモンを呼び込みながら倒すことが出来る、この技構成にした、れいとうパンチが欲しい場面はあったがミミッキュと一緒に入った対面構築に置いてまず間違いのない技構成だったと感じている。
 
 

f:id:seag9280:20170912100401g:plain

カバルドン@ゴツゴツメット
特性:わんぱく
特性:すなおこし
実数値(努力値):215(252)-132-187(252)-×-92-68(4)
技構成:じしん/こおりのキバ/なまける/あくび
 
電気の一貫を切ることでスイクンに対して電気Zを打たせにくくし、重いメタグロスミミロップボーマンダなど強力なメガ進化アタッカーの選出抑制に多少は役にたった(と思う)実際での選出率はかなり低くほとんど出すことは無かったが、構築的に起点にしやすいレヒレをほとんどの場合で呼び込むことが出来、選出誘導圧力の高さを感じた。グロスでこいつを無理矢理突破してこようとする動きは本当にキツく1度たりともグロスを突破することが出来なかったポケモンである。
 
 

f:id:seag9280:20170516122553g:plain
キノガッサ@きあいのタスキ
性格:いじっぱり
特性:テクニシャン
実数値(努力値):135-192(196)-118(140)-×-80-112(172)
技構成:タネマシンガン/キノコのほうし/マッハパンチ/がんせきふうじ
 
多くの試合の戦犯でありながら今期僕が一番うまく使えたMVPだと思っているポケモン
A B4キノガッサマッハパンチが93.8%の超高乱数2発
無振りゲッコウガマッハパンチで確1
B4リザXが岩石封じ+マッハパンチで下から乱数2つ切って落ちる(超高乱数)
HB 特化テクニシャンキノガッサマッハパンチが3.5%の超低乱数2発
ガッサ意識A189ガルーラの炎のパンチ確定耐え
S 岩石封じ込みで、最速100族抜き
 
相手のガッサを初手に呼びガッサに強いガッサでミラーを制すことで次のポケモンでの対面を有利に勧めることが出来る調整になっている。ガッサミラーは何度も発生したがほとんどの場面で調整が生きる形になった。相手の裏にもミミッキュやマッパを半減に出来るボーマンダリザードンがいる場面が多く、初手でマッパを打った後はがんせきふうじを打って相手の引きの行動にも対応しながら突っ張られても次のマッパが上から入るように立ち回った。
耐久に集めに振っている為130族は愚か100族までしか抜けないが、最速ガッサが主流の環境では一度がんせきふうじを入れることで引かなければ上から胞子を打たれるという意識を与えながら交換読みの行動を繰り返すことが出来、相手の選出誘導、また相手の行動の強制等相手をかなり読みやすくすることが出来、使っていてポケモンが上手くなったような錯覚に陥るほどに気持ちよく立ち回ることが出来た。
1日3回のがんせきふうじ外しを3日連続でした時は少し苛立ってしまったが2000帯での戦いではちゃんと自覚のある行動をしてくれていた。
 

f:id:seag9280:20170630170556g:plain

スイクン@とつげきチョッキ
性格:ひかえめ
特性:プレッシャー
実数値(努力値):183(60)-x-136(4)-156(252)-137(12)-128(180)
技構成:ねっとう/こごえるかぜ/ぜったいれいど/ミラーコート
 
特殊の広い範囲を見ることが出来るポケモンとして採用した、また地面の一貫が切れていないこの構築において選出画面でカバルドンとこのポケモンである程度選出抑制が出来ると思い採用した。パーティ全体でSラインも遅めであるため相手のSを落として裏のポケモンで起点にしながら突破していく動きも出来て強かった。しかしコケコやテテフと対面が非常に難しく最後まで正解を見つけることが出来なかった。
絶対零度で受け出してくる受けポケモンや受けループの崩しも多々出来て良かった。
 
 
 
【基本選出】
キノガッサ   ジュペッタ
  or   +   or   + ミミッキュ
スイクン    ガルーラ
 
基本としてこのようになってはいるが基本に囚われ過ぎず柔軟に選出することが大事。
 
 
【後語り】
今期は個人的にサンムーンに入って一番きついシーズンだった。構築の基本である部分はずっと出来ていたがどうしても対面的に処理していく形に慣れることが出来ずにサブROMなども含めると1500~1700の間で500戦近く彷徨っていた。キノガッサを陽気ASから今の型に、ガブリアスドンファン、HDレボルトと彷徨っていた枠をカバルドンに変えることで相手の選出や行動が一気に読みやすくなり立ち回りやすくなった。
しかしそれでも思ったようにレートは伸びず1900にも到達できず2ROMで1900チャレンジの状態で最終日の夜を迎えていた。1900を超えてからはこれでもかというくらい相手の裏を意識したプレイングで12連勝で2083まで駆け上がることが出来た。ですが糸が切れたように7連敗して最終的には2000を割ってしまったのがとても悔しいところ。
オニゴーリビビヨン、バトンパ、受けループなどには負けることがほとんどなく見せ合い段階でどのような相手でも勝ち筋を探せたので良かった。
当然本心で言えば2100に載せたたかったが今シーズンからやっと使えるようになった好きなポケモンジュペッタを連れてここまで来れたのはとても嬉しかった。
来期以降どのような構築を使うかなどは全く考えていませんがもっと上を目指せるように頑張りたいと思います!!
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

f:id:seag9280:20170912114154j:plain